令和4年6月1日をもちまして,当院は開院3周年を迎えました。
「石の上にも3年」のことばにも代表されますように、3年=ひとつの区切り、長い間という意味のたとえとして使われますが、箱崎という土地で開院して定点観察をしていますと実に様々な経験をします。

開院時に生後間もなく連れてこられたお子さんは歩き出し、親子3代でお越しいただいているご家族もいらっしゃいます。
ニキビにお悩みの学生の方が遠方へ就職され、帰省されるたびに来院される方もいらっしゃいます。
周辺に日本語学校の多い箱崎という土地柄なのか、ご来院いただく患者さんは外国籍の方も多く、お互いたどたどしい言葉を頼りに、施術方法について決めていくこともございます。
一方で、もう少し積極的に美容を紹介してくれないとなかなか足が遠のきます、など直接お叱りをお受けしたり、日々悩み、考え、反省することも多々あります。
地域に根差したクリニックと呼ぶにはまだ早いでしょうが、遠くは小倉や佐賀方面からもお越しいただく方も増えており、この3年目という区切りの段階でもう一度気を引き締めて精進していこうと思っております。

また、ここ数年思いもかけないコロナ禍で、放生会をはじめとするお祭りが中止とされていることも、筥崎宮に面したクリニックとしては大変残念に感じています。
早くコロナウィルス感染拡大が終息して、日々の安寧が取り戻されることを心から願っております。

 

最後になりますが、わたしは当院スタッフの方にいつも支えられています。
開院から変わらず勤務していただいている方、一度出産を機に離れてからまた戻っていただいた方、途中から一緒に働いてくださっている方、本当にありがとうございます。少ない人数でやりくりしているので、急な勤務変更などでどうしてもご無理を言って勤務していただいていることを大変申し訳なく感じております。
ご協力いただいているご家族にも重ね重ね感謝させていただきます。
これからも末永くどうぞ宜しくお願いいたします。

箱崎どいクリニック  土井 悠人