早いもので今年ももうひと月がスギようとしていますが、

当院にも、「あれ?花粉皮膚炎??」と思しき方が散見されるようになりました。

通例ですと、2月上旬くらいからボチボチ出始めて、3月にピークという印象ですが、すこーし早いのでしょうか。

さて今年のスギ花粉の飛散量ですが、日本天気協会の調べによりますと、福岡では、’やや多’とされています。
ただし、昨年が異常に多かったため、昨年比では若干減る予測もあります。

1950年代の高度成長期に木材需要が急増し、それにあわせて成長の早い、スギやヒノキが全国に大量に植林されました。(その面積は国土面積の2割ともいわれています。)
しかし家屋木材としての需要が低下し、伐採されずに放置され、花粉飛散量の多い樹齢30年以上を迎えました🤧。
いまでは、少花粉スギや無花粉スギといった品種改良が行われ、植え替えられる取り組みがなされていますが、、まだ少し先のようです。。

花粉飛散時期より1~2週間前からの対策をお勧めしていますので、毎年お困りの方はお早めにお越しください。
治療は、皮膚のバリア機能を保つ正しいスキンケア、ステロイドなどの外用薬、抗ヒスタミン剤内服などとなります。