陥入爪や巻き爪の治療には、大きく分けてふたつあります。

ひとつはフェノール法や鬼塚法に代表されるような観血的治療=手術です。
陥入や巻き爪の程度や、痛みなどの症状を勘案して適応について検討します。
大きな肉芽腫を形成している場合やひょう疽(爪周囲炎)を呈している場合は、緊急避難的に部分抜爪をすることもあります。

もうひとつ保存的治療=手術以外の治療です。
広義では、爪の切り方や靴のチョイス(大きすぎず小さすぎず、狭すぎず広すぎず)も含まれますが、それ以外にテーピングや外用剤、液体窒素やレーザーなども含まれます。
また、ワイヤー療法は爪の弯曲を矯正する方法として、広く行われています(最近では街中でもワイヤー専門の治療院??をよく見かけますね)。

当院でも開院時からコレクティオワイヤーという巻き爪矯正治療を行っています。
装着時に軽度の痛みを伴うこともありますが、手術に比べて簡便なので、そちらを好まれる方も多くいらっしゃいます。

ワイヤー治療の難点としては、矯正中にワイヤーが脱落することがありましたが、コレクティオの進化版コレクティオパーフェクトを採用しましたので、ご興味がおありの方はお問い合わせください。

ただしワイヤー治療は自費診療となります。当院では1ゆび(1本のゆびにワイヤーを2本使用します)で¥8,800(税込み 初再診料別途)で承っています。