昨年に引き続き、今年も、、


下記は日本創傷外科学会が出している、キズ、キズあとガイドブックです。
キズに関することが簡単にまとめてありますので、みなさまこの機会にご一読ください。
https://www.jsswc.or.jp/file/guidebook.pdf

みなさんキズのゴールデンタイムというのをご存じでしょうか。
キズは時間が経つとだんだん感染のリスクがあがるとされており、要は、「何かにぶつけてぱっくり開いたキズが縫合可能な時間」のことです。

以前までは6-hours-ruleと言われていましたが、近年では見直しが進み、最新版のガイドライン上でも、顔は24時間以内、体や四肢では6～12時間以内に縫合するのが望ましい、と変更されました。（但しキズの状態や程度によって変わります）

とはいえ、早いに越したことがありません。
よく外来にも、市販のハイドロコロイド製剤（キズ〇ワー〇ッドとか）で粘った挙句、感染したキズを伴って来院される方もいらっしゃいます。
縫合が必要なキズかどうか迷ったら、いつでも近所のキズの専門医へご相談ください。